3月2日 色暦 澄紅 (ちょうこう)
3月2日 色暦 – 澄紅(ちょうこう) Chōkō

「春の気配が、空間の奥で静かに澄み渡っていく。」
色のことば
「澄紅」は、春の気配が、
空間の奥で“澄み渡る感覚”として広がっていくような、淡い紅澄の色。
それは、光でも香でもなく、
空間そのものが春の透明感に包まれていくような、やさしい気配の色です。
朝の光が、障子越しに差し込むとき、
その光は、空間の奥で澄んだ気配として広がっていく。
梅の花が、咲ききったあとに残す静けさの中で、
その存在は、春の澄み渡る気配を空間に映している。
器の中の香が、空間に溶けていく時間。
その香りは、漂うのではなく、
空間の奥に“澄み渡る”ように、静かに広がっていく。
この色は、
「澄み渡る気配」や「空間の透明感」。
春は、ただほどけるのではなく、
空間の奥で、静かに澄み渡っていく。
---
暮らしの中の澄紅
• 障子越しに差し込む光が、空間の奥に澄んだ気配として広がる朝
• 白磁の器に残る香が、空間にやさしく澄み渡っていく瞬間
• 咲ききった梅が、春の透明感を空間に映す気配
澄紅は、WABISUKEが大切にする
**「素材の透明感」や「空間の静けさ」**と響き合う色。
見えないものが、静かに澄み渡っていくという、
やさしい季節の詩です。
---
備考と語源
「澄紅(ちょうこう)」は詩的造語であり、伝統色ではありません。
「澄む」と「紅」が重なり合う語感から生まれた、
春の気配が空間に澄み渡っていく瞬間を映す色です。
・類似する色には「桜色」「紅梅色」「白紅」などがありますが、
「澄紅」はより“空間の透明感”や“澄み渡る感覚”に焦点を当てた色です。
「春の気配が、空間の奥で静かに澄み渡っていく。」