12月7日 色暦 柊茶 (ひいらぎちゃ)

12月7日の、色暦
柊茶(ひいらぎちゃ) – Hiiragicha
「苦みと香り、冬の守り。」
「柊茶(ひいらぎちゃ)」は、柊の葉のように深く渋い緑茶色。
冬の訪れを告げる小寒の頃、家の門先に柊を飾る風習が残る地域もあります。
その鋭い葉は、邪を払う結界の象徴。
そして、寒さの中でふと香る白い花は、凛とした静けさを運んできます。
この色は、冬の入り口に立つ心の構えを映すよう。
苦みの奥にある滋味、香りの中にある記憶。
柊茶は、見えないものを守る色です。
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暮らしの中の柊茶
• 柊の葉の深緑と、乾いた枝の茶褐色
• 焙じ茶の香ばしい湯気
• 冬の朝、湯呑みに立ちのぼる一筋の湯気
柊茶は、「静かに守る」という美意識を映す色。
WABISUKEが大切にする「暮らしの祈り」や「季節のしきたり」に通じる、見えないものへのまなざしを宿しています。