幽霊ママと赤ちゃんの、あめちゃん物語  〜京都.東山で出会った、やさしい怪談〜

幽霊ママと赤ちゃんの、あめちゃん物語

〜京都・東山で出会った、やさしい怪談〜

京都の夏は、ちょっぴり不思議。
夕暮れの路地に、風鈴の揺れて、
どこからか、ふわりと甘い香りがしてくるのです。

その香りのもとは…「幽霊子育飴(ゆうれいこそだてあめ)」という、ちょっと変わった名前の飴屋さん。
450年以上も前から、東山で飴を売り続けている老舗なのですが、実はこのお店には、ある“やさしい怪談”が現れているのです。


毎晩、飴を買いに来る人の人


「このあめちゃん、ひとつください」声はかすかで、
手はひんやり。でも、どこか母のような優しさがありました。

それから毎晩、彼女は飴を買いに来ました


お墓の中にいた赤ちゃん

翌朝、店主がそのお墓を訪ねると、そこには亡くなった女性と、彼女の赤ちゃんが。
なんと、赤ちゃんは飴をしゃぶっていたのです。
母は亡くなっても、赤ちゃんを育てるために飴を買いに来ていたのでした。


💗WABISUKE的・わかりやすい解釈

この話、ちょっと怖いようで、実はとても優しい。
母の愛は、命を越えて、甘い飴に姿を変えて赤ちゃんを守っていたのです。

WABISUKEでは、この「幽霊ママと赤ちゃん」の物語を、
かわいいにしてキャラクターみたいなと思っています

• 幽霊ママ:ふわふわの髪と、優しい目をしたおばけさん
• 赤ちゃん:飴ちゃんをぎゅっと握る、ぽてぽてほっぺの子
• 飴屋さん:ちょっとおっちょこちょいだけど、心の優しい店主さん


こんなキャラ達、京都の夜を舞台に、ちいさな冒険をする絵本やイラストシリーズも楽しそうですね。

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🍵最後にひとくち、甘い余韻

幽霊子育飴は、今も東山で買えます。
ほんのり生姜風味で、どこか懐かしい味。
もし京都に来たら、じっくり見てみてくださいね。
飴の甘さの奥に、母の愛がそっと溶けているかもしれません。

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