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  • 沈黙の声を詠むー柿本人麻呂と、言霊の国の詩人

    沈黙の声を詠む——柿本人麻呂と、言霊の国の詩人 奈良時代、まだ「和歌」が形式として確立される以前、言葉は祈りであり、風景は神の気配を宿していました。その時代に、言葉の力=言霊(ことだま)を信じ、自然と人の営みを壮麗に詠んだ歌人がいました。それが、柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)です。 彼...