色暦  10月14日の色  柿渋 (かきしぶ)


 色暦|10月14日の色:柿渋(かきしぶ)

渋く熟れた柿の皮のような赤茶。
それは、秋の深まりとともに現れる静かな渋みの色。

柿渋は、古くから防腐や染料として使われてきた実用の色。
けれどその色には、時間の積み重ねと、暮らしの知恵が宿っています。

華やかさではなく、落ち着きと深み。
今日という日が、静かに熟していくような、そんな一日でありますように。