詩的ステートメント  【文化を贈る、感性を纏う】


詩的ステートメント
文化を贈る、感性を纏う。

WABISUKEが紡ぐのは、暮らしの中の詩学です。
この言葉は、私たちのものづくりの根幹にある「祈り」のようなもの。
それは、目に見える商品ではなく、目に見えない記憶や感性をかたちにする営みです。

人は、なぜ「もの」に心を寄せるのでしょうか。
それは、形の向こうにある「時間」や「手の跡」を感じ取るからかもしれません。
職人の手の温度、布に染み込んだ季節の香り、
そして、それを受け取る人の心の揺らぎ。
WABISUKEは、そんな「見えないもの」をそっと包み込むブランドです。


贈るとは、時間を渡すこと

贈り物とは、物質ではなく、時間の層です。
作り手の時間、使い手の時間、受け手の時間。
それらが一つの品の中で静かに交わるとき、
その「もの」は文化の断片となり、記憶の器となります。

私たちが届けたいのは、そんな「時間の贈り物」。
伝統の技や素材の物語を、現代の暮らしにもう一度息づかせること。
それが、WABISUKEの「文化を贈る」という想いです。


纏うとは、感性を思い出すこと

布や小物を身につけるという行為は、詩的な体験です。
色、手触り、香り、重み、そして記憶。
それらを纏うとき、人は自分の感性を「思い出す」のです。

WABISUKEのプロダクトには、そんな感性を呼び覚ます力を込めています。
古裂を思わせる柄、京都の光のような赤、季節のうつろいを映す布の揺らぎ。
それらはすべて、日常に詩を取り戻すための仕掛けです。


文化は、使う人の中で完成する

私たちが作るものは、完成していません。
完成させるのは、それを手にした人の感性です。
使い方、組み合わせ方、飾り方。
そのすべてに「あなたの美意識」が加わることで、
初めてWABISUKEのものづくりは完結します。

文化とは、受け継がれるものではなく、生き続けるもの。
誰かの手から、また誰かの暮らしへと渡っていくたびに、
少しずつ姿を変えながら、時を超えて息づいていきます。


静かに、時を紡ぐ

「文化を贈る、感性を纏う。」
この詩的ステートメントには、WABISUKEのすべてが詰まっています。
それは、派手な主張ではなく、静かな祈り。
日常の中に、美を見つけ、記憶を宿し、感性を磨く。
そんな生き方そのものを、私たちは「ブランド」と呼びたいのです。

あなたがWABISUKEのものに触れるとき、
それは、文化と感性が出会う瞬間でもあります。
今日の暮らしの中で、ほんの少しだけ「詩」を纏ってみませんか。



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