11月30日 色暦 雪の下 (ゆきのした)

11月30日の、色暦
雪の下(ゆきのした) – Yukinoshita
「静けさの中に、ぬくもりがある。」
「雪の下」は、植物ユキノシタ(Saxifraga stolonifera)に由来する色名。
雪が積もってもその下で緑の葉を保ち続けることから名づけられました。
葉は丸く、白い斑が入り、初夏には白い花を咲かせますが、冬の間も静かに生き続ける常緑多年草です。 11月30日は、霜月の終わり。
冬の気配が本格化する中、雪の下のように「見えないところで息づくもの」に目を向ける日。
それは、WABISUKEが大切にする「余白」や「静かな詩」に通じる感覚でもあります。
暮らしの中の雪の下
• 井戸端に根を張る雪の下の葉
• 冬の庭に残る緑の気配
• 雪の下でも枯れない、静かな生命力
雪の下は、目立たず、語らず、それでも確かに生きている。
その姿は、冬の静けさの中にある希望とぬくもりを教えてくれます。
参考文献
• 『日本の伝統色』 紫紅社
• 雪の下 – Wikipedia
• [ユキノシタの花言葉 – LOVEGREEN](https://lovegreen.net/l Aanguageofflower/p269581/)