WABISUKEと万葉集-千鳥が運ぶ、千年の詩


WABISUKEと万葉集──千鳥が歩く、千年の詩

「わびすけ」という名前に込められた美意識は、静けさの中にある情熱。
そして、万葉集──1300年前の人々が詠んだ歌は、まさにその情熱の源泉です。
自然と心に響き合う言葉たちが、今もなお、若い感性に深く届きます。

淡海の夕波千鳥 汝が鳴けば
心もしのに 古(いにしへ)思ほゆ(柿本人麻呂)

この歌に登場する「千鳥」は、波間に鳴く小鳥。
その声が、視覚記憶や人への想いを呼び起こす──
立ち、WABISUKEが目指す「素材が語る感情」と重なります。


千鳥模様──詩を纏う形

この柄は、単なる装飾ではなく、万葉集の
詩情を視覚化した象徴です。

• 千鳥は、万葉集に20首以上詠えるほど、古代人の心に寄り添う存在。
• 波とともに描かれる「波千鳥」は、旅の安全・縁結び・夫婦円満などの吉祥文様。
• その姿は、過ぎゆく時間・遠くの人への想い・自然と一体感を象徴します。


WABISUKEがこの模様を選んだのは、美しさに意味があるから。
若い世代にも、ただ「かわいい」ではなく、**「感じる美」**として届いてほしい。


詩とプロダクトが響き合う瞬間

WABISUKEのプロダクトは、素材・色・言葉がひとつの詩になるように設計されています

「波の間に鳴く千鳥の声を、布に宿す。
静けさの中に、記憶が揺れる。」

これは、万葉集の歌が現代に息づく瞬間。 そして
、WABISUKEが『現代の万葉集』として、若者の感情に寄り添う証でもあります。


時代を超える「思い入れられた美」

万葉集は、庶民も貴族も詠んだ「思い出された詩集」でした。
WABISUKEもまた、誰かの心に寄り添う「思い出された美」でありたい。

千鳥模様のがま口は、そんな想いを形にしたもの。
それは、千年の詩を手にすることであり、
自分の感情を静かに語る道具でもあるのです。


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