12月16日 色暦 氷青 (こおりあお)

 12月16日の、色暦

 

氷青(こおりあお) – Kōriao

「凍てつく空に、静かな青。」

「氷青」は、氷が光を透かすときに現れる、淡く冷たい青色。
雪よりも青く、空よりも静か。
冬の朝、窓辺にできた霜の結晶や、湖面に張った氷の奥に、
ほんのりと宿る青の気配を映した色です。

この色は、冷たさの中にある静けさと透明感。
触れれば消えてしまいそうな、儚くも確かな存在です。


 暮らしの中の氷青

• 氷の洞窟に差し込む光の青
• 霜の結晶が映す、冬の空の色
• ガラス越しに見える、凍った水面の青


氷青は、**「静寂の中の透明な感情」**を映す色。
WABISUKEが大切にする「余白の美」や「気配の詩情」に通じる、冬の青の詩です。


 備考と語源

• 「氷青」は伝統色としては記録されていない詩的造語ですが、
 氷の青みを表す色名として、視覚的にも感情的にも自然な響きを持ちます。
• 類似する色には「水浅葱」「白群」「空色」などがありますが、
 「氷青」はより冷たく、静かな印象を持つ色です。