2月24日 色暦 積紅 (せきこう)

積紅(せきこう) – Sekikō

「春の気配が、空間の奥で静かに重なっていく。」

2月24日の、色暦

「積紅」は、春の気配が、
空間の奥で“重なりの感覚”として深まっていくような、淡い紅層の色。
それは、光でも香でもなく、
空間そのものが春の層に包まれていくような、やさしい気配の色です。

朝の光が、障子越しに重なって落ちるとき、
その光は、空間の奥に層をつくるように広がっていく。
梅の蕾が、昨日と今日の気配を重ねながら、
その存在は、春の深まりを映している。

器の中の香が、空間に溶けていく時間。
その香りは、漂うのではなく、
空間の奥に“重なっていく”ように、静かに積み重なっていく。

この色は、
「重なりの気配」や「空間の深層」。
春は、ただ染み込むのではなく、
空間の奥で、静かに重なっていく。

暮らしの中の積紅

• 障子越しに重なる光が、空間の奥に層をつくる朝
• 白磁の器に残る香が、空間に重なっていく瞬間
• 咲きかけの梅が、春の層を空間に積み重ねる気配


積紅は、WABISUKEが大切にする
**「素材の層」や「空間の深層」**と響き合う色。
見えないものが、静かに重なっていくという、
やさしい季節の詩です。

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備考と語源

「積紅(せきこう)」は詩的造語であり、伝統色ではありません。
「積み重なる」と「紅」が重なり合う語感から生まれた、
春の気配が空間に層として重なっていく瞬間を映す色です。

・類似する色には「紅梅色」「灰紅」「桜鼠」などがありますが、
「積紅」はより“空間の層”や“重なりの感覚”に焦点を当てた色です。

「春の気配が、空間の奥で静かに重なっていく。」

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