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  • 何者でもない美の人  青山二郎という謎

      何者でもない美の人──青山二郎という謎 「肩書きのない人間になりたい」そう語った青山二郎は、評論家でも装幀家でもなく、ただ「美を観る人」だった。彼の生き方は、まるで季語のように、時代の空気を纏いながらも、決して説明しきれない余白を残している。 美の眼──李朝陶磁と骨董への情熱 青山は、柳...