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由 kataokatetsuya
12月5日の、色暦
鉄紺(てつこん) – Tetsukon
「夜の底に沈む、無言の青。」
「鉄紺(てつこん)」は、鉄のように重く、夜のように深い濃藍色。藍染の最も深い層にある色であり、光を吸い込むような静けさを持っています。
冬の夜、吐く息が白く凍るころ。空は黒ではなく、どこまでも深い青...
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由 kataokatetsuya
12月4日の、色暦
冬霞(ふゆがすみ) – Fuyugasumi
「境目をなくす、やわらかな白。」
「冬霞(ふゆがすみ)」は、冬の朝に立ちのぼる霞のような、淡くやわらかな白灰色。遠くの山々がぼんやりと溶けていくような、輪郭のない風景。冷たい空気の中に、ほんのりと温もりを含んだ、静かな包容...
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由 kataokatetsuya
12月3日の、色暦
氷室鼠(ひむろねず) – Himuronezu
「静かに眠る、冬の記憶。」
「氷室鼠(ひむろねず)」は、古い氷室(ひむろ)に眠る氷のような、くすんだ灰青色。冬の山奥、雪に閉ざされた石室の奥に、静かに保存された氷。その冷たさは、ただ冷たいのではなく、時間を封じ込めた静寂...
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由 kataokatetsuya
12月2日の、色暦
霜紅(しもべに) – Shimobeni
「冷えた空気に、紅がひとすじ。」
「霜紅(しもべに)」は、霜が降りた朝に、紅葉の名残がひとすじだけ残るような、冷たさと温もりが交差する紅色。冬の入り口で、色を失いかけた風景の中に、ふと目に留まる紅の気配。それは、季節の終わりと...
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由 kataokatetsuya
12月1日の、色暦
氷白(こおりじろ) – Kōrijiro
「凍てつく朝、光をはらんだ白。」
「氷白(こおりじろ)」は、冬の朝に張る薄氷のような、冷たさと透明感を併せ持つ白。雪の白よりも硬質で、白磁よりも淡く、光を受けてかすかに青みを帯びるその色は、静けさと緊張感、そして希望を感じさせます...
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由 kataokatetsuya
11月30日の、色暦
雪の下(ゆきのした) – Yukinoshita
「静けさの中に、ぬくもりがある。」
「雪の下」は、植物ユキノシタ(Saxifraga stolonifera)に由来する色名。雪が積もってもその下で緑の葉を保ち続けることから名づけられました。葉は丸く、白い斑が入り、初...
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由 kataokatetsuya
11月29日の、色暦
黒橡(くろつるばみ) – Kurotsurubami
「深い森の記憶が、静かに息づいている。」
黒橡は、橡(つるばみ=くぬぎ)の実を砕いて煎じ、鉄媒染で染め上げた青みがかった黒色。古代では庶民の衣服に使われていましたが、平安期以降は貴人の喪服にも用いられ、威厳と静寂を...
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由 kataokatetsuya
11月28日の、色暦
墨色(すみいろ) – Sumi-iro
「語られないものの中に、深さがある。」
墨色は、墨の五彩のうち「焦(こげ)」にあたる、黒に近い灰黒色。菜種油や松を燃やしてできた煤(すす)を膠で練り、香料を加えて固めた墨から生まれる色です。古来、僧侶の常服や書画に用いられ、凶...
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由 kataokatetsuya
11月27日の、色暦
白磁(はくじ) – Hakujiiro
「白湯のような色。心を温める器の美。」
白磁は、磁器の中でも特に純度の高い白を持つ焼き物の色。中国の景徳鎮や朝鮮李朝の白磁、日本では有田や京焼などでも知られ、凛とした美しさと静けさを湛えています。その白は、ただの無色ではなく、...
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由 kataokatetsuya
11月26日の、色暦
錆納戸(さびなんど)
「しまわれたものに、時間が染み込む。」
錆納戸は、藍染めに灰色を重ねたような、くすんだ青緑色。江戸時代、反物を保管する「納戸」の暗がりの色に由来し、静けさと奥行きを感じさせる色です。浅葱色よりも深く、藍色よりも柔らかい。使い込まれた布や、古い木...
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由 kataokatetsuya
11月25日の色暦
海松色(みるいろ) - Miru-iro
「海の底で、静けさがゆれている。」
色の紹介
海松色(みるいろ)は、深い緑がかった褐色。その名は、海藻の一種「海松(みる)」に由来します。古くは平安時代の装束にも使われ、落ち着きと深みを感じさせる色として親しまれてきました。
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由 kataokatetsuya
11月24日の、色暦
芭蕉色(ばしょういろ)
「冬の手前に、南の風が通りすぎる。」
芭蕉色は、芭蕉の若葉のような、やや黄みがかった淡い緑色。その名の通り、芭蕉(バショウ)の葉の色に由来します。芭蕉はバナナに似た植物で、沖縄や九州など温暖な地域に育ち、古くは繊維としても使われてきました。
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