2月21日 透紅 (とうこう)
透紅(とうこう) – Tōkō

「春の気配が、空間の奥で静かに透けていく。」
2月21日の、色暦
「透紅」は、春の気配が、
空間の奥で“透ける感覚”として広がっていくような、淡い紅薄の色。
それは、光でも香でもなく、
空間そのものが春に透けていくような、やさしい気配の色です。
朝の光が、障子越しに落ちるとき、
そのやわらかさは、空間の奥に透けるように広がっていく。
梅の蕾が、咲きかけのまま静止しているようで、
その存在は、すでに春の空気を透かしている。
器の中の香が、空間に溶けていく時間。
その香りは、漂うのではなく、
空間の奥に“透けていく”ように、静かに染み込んでいく。
この色は、
「透ける気配」や「空間の儚さ」。
春は、ただ満ちるのではなく、
空間の奥で、静かに透けていく。
暮らしの中の透紅
• 障子越しに落ちる光が、空間の奥に透けるように広がる朝
• 白磁の器に残る香が、空間に儚く透けていく瞬間
• 咲きかけの梅が、春の空気を透かして空間に漂う気配
透紅は、WABISUKEが大切にする
**「素材の儚さ」や「空間の透明感」**と響き合う色。
見えないものが、静かに透けていくという、
やさしい季節の詩です。
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備考と語源
「透紅(とうこう)」は詩的造語であり、伝統色ではありません。
「透ける」と「紅」が重なり合う語感から生まれた、
春の気配が空間に透けていく瞬間を映す色です。
・類似する色には「紅薄」「桜色」「白梅鼠」などがありますが、
「透紅」はより“空間の儚さ”や“透ける気配”に焦点を当てた色です。
「春の気配が、空間の奥で静かに透けていく。」