12月22日　色暦　柚子白　(ゆずしろ)

12月22日の色暦は「柚子白（ゆずしろ）」です。
冬至の香りとともに訪れる、やわらかな白。
光を含んだ果皮のように、ほのかに黄を帯びた、澄んだ白の気配。

 12月22日の、色暦

柚子白（ゆずしろ） – Yuzushiro

「香りの記憶が、光にとける。」

「柚子白」は、冬至に湯に浮かぶ柚子の果皮のような、ほのかに黄を帯びた白色。
純白ではなく、光と香りを含んだ、やわらかな白です。

この色は、季節の節目に漂う、静かな祝福。
寒さの中に灯る、ぬくもりと清らかさを映します。

 暮らしの中の柚子白

• 柚子湯に浮かぶ果皮の色
• 冬の朝の光に透ける障子紙
• 白磁の器に映る、柚子の影

柚子白は、**「香りの記憶」や「光の余白」**を映す色。
WABISUKEが大切にする「季節の節目」や「静かな感情」に通じる、冬至の白の詩です。

備考と語源

• 「柚子白」は伝統色ではなく、詩的造語です。
　柚子の果皮の色ではなく、光に透けた柚子の白さに着目しています。
• 類似する色には「白鼠」「生成り」「白磁」などがありますが、
　「柚子白」はより香りと光の記憶を意識した色です。