-
by kataokatetsuya
静けさは、語りすぎない美しさ。— WABISUKEが紡ぐ、余白の哲学
「静けさは、語りすぎない美しさ。」
この言葉は、WABISUKEの根幹にある思想を、ひとつの呼吸のように表しています。私たちは、語ることよりも、感じてもらうことを大切にしています。それは、言葉の奥にある余白に、感情が宿る...
-
by kataokatetsuya
静けさの中に、響くもの
— 郡山うすい百貨店イベント出店のお知らせ(2025年9月24日〜30日)
秋の気配が少しずつ街に染まりはじめる頃、WABISUKEは郡山うすい百貨店の1階イベントスペースにて、ささやかな展示販売を行います。
手に取るたびに、静かに心に語りかけてくるもの。使い込むほ...
-
by kataokatetsuya
月と水のあいだに佇む美 ― 桂離宮の詩
京都・桂川のほとり。風が竹を撫で、池に月が映る場所に、一つの静かな奇跡が息づいています。それは「桂離宮」です。江戸初期、八条宮智仁親王によって築かれた当然の別邸であり、日本建築と庭園美の極致とも言える空間です。
歴史の余白に咲く、静寂の美
桂離宮の始...
-
by kataokatetsuya
龍安寺──沈黙が語る庭
京都・右京の静かな地に佇む龍安寺。その名を聞けば、多くの人が思い浮かべるのは、白砂に浮かぶ十五の石──枯山水の極致とも称される石庭です。
この庭には、作者の名も、明確な意図も記されていません。ただ、三方を築地塀に囲まれた長方形の白砂の中に、大小の石が絶妙な間隔で配置...
-
by kataokatetsuya
異国の羽 日本の苔 — 感性が出会う場所
苔むす静寂の中に、ふと舞い降りた一枚の羽根。それは、遠く異国の湖畔から、風に乗ってやってきたフラミンゴの羽。WABISUKEのフラミンゴ柄シリーズは、そんな詩的な出会いをかたちにした、静けさと遊び心が共存するアイテムです。
■ 羽根模様に宿る、軽や...
-
by kataokatetsuya
「富士山は、心のかたち。」—WABISUKEが紡ぐ、風景の記憶
青い布に描かれた富士の姿。その小さながま口には、日本人の心の奥に流れる風景が、そっと縫い込まれています。
富士山は、ただの山ではありません。標高3,776メートルの火山でありながら、古代から現代まで、私たちの信仰、芸術、そして...
-
by kataokatetsuya
侘助と茶の湯 ― 一期一会の美学
静けさの中に、ふと差し込む光。手に取った器の重み、湯気の向こうに見える誰かの気配。茶の湯とは、ただ茶を点てる行為ではなく、「今ここ」にしかない美を見つめるための、心の所作。
WABISUKEが目指すものも、その「一期一会」の美学です。一つ一つの作品、一つ一...
-
by kataokatetsuya
たい焼き、ぎゅっとおそばに。
たい焼きって、なんだか“なつかしい”のに“あたらしい”。見た目はレトロ、気持ちはポップ。そんなたい焼きたちが、ちいさなポシェットになって、あなたの毎日にちょこんと寄り添います。
黒地に黄金色のたい焼き模様が、まるでおしゃべりしてるみたいに並んでて、「今日もい...
-
by kataokatetsuya
削ぎ落とすほど、深まる美──千利休の詫びの哲学に学ぶ
「美とは何か?」
この問いに対し、千利休は生涯をかけて静かに、しかし力強く答え続けました。彼が極めたのは、華やかさや技巧を競う美ではなく、むしろ「削ぎ落とす」ことで立ち現れる、深く静かな美です。そこには、物の本質を見極め、心の奥底に響...
-
by kataokatetsuya
WABISUKEと和歌──布に宿る、静けさの詩
「わびすけ」とは、侘びの助け。侘びとは、欠けたものの中に宿る美。助けとは、手を差し伸べること。WABISUKEは、そんな侘びの精神を、現代の布製品にそっと織り込むブランドです。
そして和歌は、千年の時を超えて、心の襞を詠み続けてきた言葉のか...
-
by kataokatetsuya
美と無常の庭へ──随心院と小野小町の詩情を訪ねて
京都・山科の静かな里に佇む随心院。ここは、平安の歌人小野小町が晩年を過ごして伝えられる場所。 その空気には、色褪せた花の香りと、言葉にならない想いが漂っている。
随心院とは
随心院は、真言宗善通寺派の大本山。創建は正暦2年(991年)、仁...
-
by kataokatetsuya
WABISUKEと枯山水 — 余白に宿る語り
静けさは、語る。語らないことで、語る。
WABISUKEのものづくりは、枯山水の庭に似ています。枯山水とは、水を使わずに石や砂だけで山や川、海などの自然風景を象徴的に表現する日本庭園の様式です。
そこにあるのは、意図と余白。そして、見る人の心に...
右と左の矢印を使ってスライドショーをナビゲートするか、モバイルデバイスを使用している場合は左右にスワイプします