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by kataokatetsuya
帆布に宿る風の記憶──工楽松右衛門という名の航海
1|風を孕む布との出会い
布には、記憶が宿る。それは単なる素材ではなく、時間を包み、風景を刻み、人の営みを静かに抱きしめる器だ。WABISUKEが帆布という素材にこだわる理由も、そこにある。使い込むほどに柔らかくなり、色が褪せ、角が丸くなる...
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by kataokatetsuya
龍郷柄に宿る記憶──WABISUKEの小さな布物語
苔むす森の静けさの中に、ひとつの小さな布がそっと置かれている。黒、白、赤の幾何学模様が、自然の緑に映えて浮かび上がる。それはWABISUKEが手がけた、龍郷柄の小銭入れ。けれどその用途は小銭にとどまらず、薬入れにも、アクセサリー入れにも...
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by kataokatetsuya
秋田犬と暮らすポーチ──忠犬の記憶を、手のひらに
森の中の苔むす小道に、ぽつんと置かれた小さながま口ポーチ。黒地に映えるのは、くるんとした尻尾、つぶらな瞳、そしてどこか誇らしげな表情の秋田犬たち。WABISUKEが描いたオリジナルの秋田犬柄が、帆布に染められて、がま口ポーチという形になっ...
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by kataokatetsuya
【布と人類の物語】—WABISUKEが帆布に込める、時を超える美しさ—
第一章:人はなぜ布をまとうのか—布地の起源と人類史
人類が初めて布を身にまとったのは、単なる寒さや暑さから身を守るためだけではありません。それは「生きること」と「表現すること」が重なり合う、文化の始まりでもありました...
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by kataokatetsuya
素材の声を聴く——帆布という耐える美
帆布(はんぷ)という素材に、あなたはどんな印象を抱くだろうか。分厚く、ざらりとした手触り。素朴で、どこか懐かしい風合い。トートバッグやエプロン、テントや船の帆など、日常と冒険のあいだを行き来するこの布には、静かに語りかけてくるような力強さがある。
帆...
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