STORIES

  • 鐘馗さんとは?ー魔を祓い、静けさを守る存在

    鐘馗さんとは?―魔を祓い、静けさを守る存在 京都の町を歩いていると、ふとした瞬間に視線を感じることがあります。それは人の気配ではなく、屋根の上からこちらをじっと見つめる、鋭い眼差しの小さな像。剣を携え、長い髭をたくわえ、鬼よりも鬼らしい風貌をしながら、どこか不思議な温かさをまとった存在――鐘...
  • 今日の気分は何色? 〜伝統色でめぐる、わたしのこころ〜

    今日の気分は何色ですか? 〜伝統色でめぐる、わたしのこころ〜 こんにちは、WABISUKEです。朝の空気を吸い込んだとき、「今日のわたし、何色かな?」って思ったこと、ありますか? 気分って、目に見えないけど、色にするとちょっとだけ分かりやすくなる気がします。 それが、日本の伝統色だったら…...
  • お東さんって、どんなところ?ー東本願寺でほっこり京都さんぽ

    お東さんって、どんなところ?—東本願寺でほっこり京都さんぽ 京都駅からてくてく歩いてすぐ。 大きな門が見えてきたら、そこが「お東さん」こと東本願寺!名前はちょっとカタイだけど、実はとっても優しくて、心ふわっとする場所なんです。 お寺って、怖い?いえいえ、ここは「心のやすらぎスポット」! 東...
  • 東寺さんぽ : 五重塔と不二桜に恋する春

    東寺さんぽ:五重塔と不二桜に恋する春 こんにちは、WABISUKEです。今日は京都の南にある、ちょっと不思議でとっても美しいお寺「東寺(とうじ)」をご紹介します。東寺は、ただの“古いお寺”じゃありません。実は、空海(弘法大師)が密教の世界を立体で表現した、まるで“仏教のテーマパーク”みたい...
  • 風と龍と、まるさんかくしかく。建仁寺で遊ぶ静けさ

    風と龍と、まるさんかくく。建仁寺で遊ぶしか静けさ 京都のど真ん中、にぎやかな祇園のすぐそばに、ふしぎなくらい静かな場所があります。それが、禅寺「建仁寺(けんにんじ)」。 ここは、ただのお寺じゃないんです。アートみたいな襖絵、宇宙みたいなお庭、そして…天井に描かれた巨大な双龍(そうりゅうそう...
  • 静けさの中にあるすべてのー禅という生き方

      静けさの中にあるすべて — 禅という生き方 ある朝、湯気の立つ茶碗を前に、ふと「今ここ」に心がとどまる瞬間がありました。それは、禅の世界がそっと扉を開いたような感覚でした。 禅とは、特別な知識や技術ではありません。それは「ただ在る」ことを深く味わう、生き方そのものです。忙しさに追われ、情...
  • 清寂の緑:抹茶が語る、時間と心の物語

      清寂の緑:抹茶が語る、時間と心の物語 静けさの中に、ふと立ちのぼる湯気。湯呑みに注がれた一杯の抹茶が、私たちの心をそっと包み込む。忙しない日常のなかで、ほんのひととき立ち止まり、深く息を吸い、抹茶の香りに身を委ねる。その瞬間、時間はゆるやかに流れ、心は静寂のなかへと還っていく。 抹茶と...
  • 『かぶく』美の継承ー歌舞伎という時空の舞

      「かぶく」美の継承──歌舞伎という時空の舞 四百年の時を超えて、なお鮮やかに息づく芸術──それが歌舞伎です。江戸の町に響いた三味線の音、花道を踏みしめる役者の足音、そして見得を切る一瞬の静寂。歌舞伎は、ただの舞台ではありません。それは、時代を超えて人の心に触れる「物語の器」であり、感情と...
  • 京都、紅葉の時間:色が語る秋の物語

    京都、紅葉の時間:色が語る秋の物語 秋の京都は、色が語りはじめる季節。赤、橙、黄金——それぞれの葉が、風とともに物語を紡ぎます。その語り口は、声ではなく、静けさの中にある余白。WABISUKEが大切にする「見えないものへのまなざし」が、ここにあります。 紅葉の名所に宿る静寂 • 東福寺・通...
  • 『ただ坐る』から始まる美学ー道元とWABISUKEの静けさ

    『ただ座る』から始まる美学——道元とWABISUKEの静けさ 京都の朝は、いつも少しだけ世界がゆっくり動いているように感じられます。まだ観光客の姿もまばらな路地に、ひとひらの落ち葉が舞い降りる。その瞬間、時間がふっと止まったような静けさが訪れます。 私たちは、その静けさの中で何を感じているの...
  • 紫式部と、静けさの継承

      紫式部と、静けさの継承|WABISUKEのことば 千年の時を越えて、紫式部は今もなお、私たちの心の奥に語りかけてきます。彼女が見つめた月、聞いた鐘の音、書き記した恋の余韻。それらは、現代の私たちにも響く「静けさの言葉」として残っています。 紫式部は、平安時代の宮廷文化の中で、女性として...
  • 命を描く筆ー伊藤若冲の世界

      江戸中期、京都。錦市場の青物問屋「枡屋」の長男として生まれた伊藤若冲(いとう・じゃくちゅう)は、商家の跡取りとしての人生を歩みながらも、幼少の頃から絵に強い関心を抱いていました。40歳で家督を弟に譲ったのち、若冲は本格的に絵の道へと進みます。彼が見つめたのは、日々の暮らしの中に潜む「命の...