STORIES

  • 10月26日 色暦のひとしずく  芥子色 (からしいろ)

    10月26日 色暦のひとしずく:芥子色(からしいろ) 芥子色とは 芥子色(からしいろ)は、芥子の種のような黄みがかった色です。 • 境界:からしいろ• 色の印象:芥子の種のような黄色、ぴりっとした余白• 色言葉:刺激、個性、余白、潔さ 芥子色が語る今日の備忘録 10月26日は、秋が終わるつつ...
  • 色暦 10月25日の色  蒸栗色 (むしぐりいろ)

    色暦|10月25日の色:蒸栗色(むしぐりいろ) 蒸した栗の皮をむいた実のような、ほんのり緑みを帯びた淡い黄色──それが「蒸栗色(むしぐりいろ)」です。 赤茶の「栗色」や「栗皮茶」とは異なり、蒸栗色は炊きたての栗ごはんの中に顔を出す、ほくほくの栗の実の色。食卓の温もりと、秋の台所の記憶をそっと...
  • 色暦 10月24日の色 紅消鼠 (べにけしねず)

    色暦|10月24日の色:紅消鼠(べにけしねず) 紅の匂いを消したネズミ色── 「紅消ネズミ(べにけしねず)」は、紅色の上に墨や黒を重ねたような、灰みがかった赤紫色。江戸後期に流行した「四十八茶百鼠」のひとつで、粋と安心の美学を映す色です。 色の名前「消」「ネズミ」は、どちらも味を感じることを...
  • 色暦 10月23日の色  褐返 (かちがえし)

    色暦|10月23日の色:褐色(かちがえし) 褐色を返す── 「褐色(かちがえし)」は、褐色(かちいろ)に藍を重ねて染めるという、古代の染色技法に由来する色の名です。 奈良・平安時代には、格式や意識を表す色として用いられ、藍の還元と酸化を飾る「建て染め」によって、深澄んだ陰影と、光の移ろいに...
  • 色暦 10月22日の色  黄海松茶 (きみるちゃ)

     色暦|10月22日の色:黄海松茶(きみるちゃ) 黄みがかった海松茶── **黄海松茶(きみるちゃ)**は、江戸時代に好まれた「海松茶(みるちゃ)」の変相色。名の通り、**海藻・海松(みる)**の深い緑茶色に、黄を差したような色合いです。 現代でいえば、オリーブグリーンに近い黄灰色。森の奥...
  • 色暦  10月21日の色  白茶 (しらちゃ)

     色暦|10月21日の色:白茶(しらちゃ) 白みがかった淡い茶色──それが「白茶(しらちゃ)」という、静けさと温もりを包む色。 江戸時代、濃い茶色が流行した元禄期を経て、文化・文政期には「煤竹廃れて白茶」と言われるほど、茶人や数寄者たちに好まれた粋な色でした。 この色には、乾いた土や和紙、...
  • 色暦  10月20日の色 紅掛空色 (べにかけそらいろ)

     色暦|10月20日の色:紅掛空色(べに立ちそらいろ) 空に紅を差したような、夕暮れの色。紅掛空色は、青空にほんのり紅が混ざる瞬間──昼と夜の境目にだけ見える、儚い美しさを映した色です。 この色には、過ぎゆく時間の優しさと、明日へ続く残り韻が宿っています。 今日という日が、空を見上げる静か...
  • 色暦 10月19日の色  洒落柿 (しゃれがき)

    色暦|10月19日の色:洒落柿(しゃれがき) 柿色に、ほんの少しの粋を添えて──洒落柿は、秋の装いに似合う、遊び心のある柿色です。 熟れすぎず、渋すぎず。この色には、季節を楽しむ余裕と、さりげない美意識が宿っています。 江戸の町人文化にも通じるような、粋な色名。今日という日が、装いに心を添...
  • 色暦 10月18日の色  藍媚茶 (あいこびちゃ)

    色暦|10月18日の色:藍媚茶(あいこびちゃ) 藍と茶が混ざり合った、艶やかな深色。それは、秋の夜に灯る静かな色気──媚びず、ただ美しい。 藍媚茶は、江戸時代の粋を感じさせる色。藍の冷たさと茶の温もりが溶け合い、知性と艶を併せ持つ佇まいを生み出します。 華やかさではなく、深み。今日という日...
  • 色暦  10月17日の色 黄像

     色暦|10月17日の色:黄橡(きつるばみ) 黄みがかった橡(つるばみ)色。それは、秋の木々が静かに語りかけるような、落ち葉のざわめきを感じさせる色。 橡はドングリの実から染められる伝統色。黄橡はその中でも、やや明るく、風に舞う葉の軽やかさを映す色合いです。 華やかではないけれど、確かに季...
  • 藤井風とWABISUKE “風"が運ぶ、詩と色の共鳴

      藤井風とWABISUKE──“風”が運ぶ、詩と色の共鳴 はじめに:藤井風という存在 岡山県出身のシンガーソングライター、藤井風。彼の音楽は、ジャンルを超えた融合と、言葉の余白に宿る情緒で多くの人々を魅了しています。R&B、ソウル、ポップスを自在に行き来しながら、日本語と英語を...
  • 色暦 10月16日の色  紅鬱金 (べにうこん)

     色暦|10月16日の色:紅鬱金(べにうこん) 鬱金(うこん)に紅を差した、華やかでありながら落ち着いた色。それは、秋の祝祭と静けさが同居するような、揺らぎの美。 紅鬱金は、染料としても古くから親しまれてきた色。鮮やかすぎず、くすみすぎず──季節の境目に立つような、絶妙な気配を纏っています...