STORIES
-
分け入っても分け入っても、山頭火のことば
分け入っても分け入っても、山頭火のことば ひとり歩く、ことばの旅人 種田山頭火(たねだ・さんとうか)は、五七五の定型にとらわれない「自由律俳句」の旗手です。「どうしようもないわたしが歩いている」この一句に、彼の人生と詩のすべてが宿っているように感じます。 山頭火は、明治15年、山口県... -
静けさを編む ー WABISUKEと俳句のこころ
静けさを編む:WABISUKEと俳句のこころ 季節が移ろうたびに、空気の粒子が変わる。風の匂い、光の角度、足元の影の濃さ——それらすべてが、言葉になる前の感覚として私たちの内側に沈殿していきます。 WABISUKEが大切にしているのは、そうした「言葉になる前の美しさ」。その感覚を最も繊細...