-
by kataokatetsuya
四季をまとう、記憶のがま口
──WABISUKE 花遊び柄仕切りがま口に宿る、日本の美意識
春は、始まりの色をしている。まだ寒さの残る風の中に、ふと香る梅の気配。白く、紅く、枝先に灯るその花は、冬の沈黙を破る最初の囁き。やがて椿が艶やかに咲き、その深紅は、心の奥に眠っていた情熱を呼び覚...
-
by kataokatetsuya
今日の季語:紅葉(もみじ)
色づくのは、葉だけではない。
秋の風が吹きはじめると、山も街も、少しずつ色を変えていく。赤、黄、橙——そのひとつひとつに、季節の記憶が宿っている。
紅葉は、ただ美しいだけではない。それは、時間の積み重ねが見える風景。夏の光を吸い込んだ葉が、静かに命の色を変えて...
-
by kataokatetsuya
秋の京都、紅葉が語る静けさと彩り
風が少し冷たくなり始める頃、京都の空気はどこか特別な香りを帯びてきます。寺の石畳に落ちる一枚の紅葉、川面に揺れるもみじの影。秋は、京都が最も静かに、そして最も華やかに息づく季節です。
このイラストに描かれた紅葉は、まるで時間の層を重ねたような色彩です。深紅...
-
by kataokatetsuya
京都、紅葉の時間:色が語る秋の物語
秋の京都は、色が語りはじめる季節。赤、橙、黄金——それぞれの葉が、風とともに物語を紡ぎます。その語り口は、声ではなく、静けさの中にある余白。WABISUKEが大切にする「見えないものへのまなざし」が、ここにあります。
紅葉の名所に宿る静寂
• 東福寺・通...
右と左の矢印を使ってスライドショーをナビゲートするか、モバイルデバイスを使用している場合は左右にスワイプします