京都 河合神社  鏡絵馬に映る、ほんとうの美しさ


京都・河合神社|鏡絵馬に映る、ほんとうの美しさ

「美しさって、どこにあるんだろう?」
そんな問いを胸に、京都・糺の森を歩いていた。
木漏れ日が揺れる小道の先に、静かに佇む神社がある。
それが、河合神社──美麗の神様「玉依姫命」を祀る、女性守護の聖地。


 鏡絵馬|願いを描く、もうひとりの自分

河合神社の名物は、手鏡の形をした「鏡絵馬」。
そこに描くのは、なりたい自分の顔。
でも、ほんとうに描いているのは、なりたい感情なのかもしれない。


「もっと自分を好きになれますように」 「
が澄んだ人になれますように」
そんな声が、絵馬の奥から聞こえてきそうな気がした。


 糺の森|静けさに包まれる時間

河合神社は、世界遺産・下鴨神社の摂社。
その境内に広がる「糺の森」は、京都でも向いの静寂スポット。
観光地での喧騒から離れ、ただ木々の音に耳を澄ますことができる。
その時間こそが、美しさを取り戻すことができないかもしれない。


 美人水|内側から整える、やさしい願い

境内では「水美人」という美容ドリンクも授与されている。
かりんの実と御神水、はちみつで作られたその味は、
懐かしくて、優しい。
肌だけでなく、心まで潤ってくれるような一杯。


何気ないことの美しさ

河合神社は、ただ「美しくなりたい」と願う場所ではない。
何気なく、自分と向き合って時間をかけてくれる場所。
鏡絵馬に描いた顔は、きっと未来の自分。
でもその輪郭は、今ここでしか描けない。


関連記事