国宝となった傾斜の記憶ー京都.インクラインに寄せて
国宝となった最高峰の記憶──京都・インクラインに集まって
2025年8月27日、京都の静かな坂道に、一つの朗報が降り立った。
南禅寺水路閣とともに、蹴上のインクラインが国宝に指定されたのです。それは
、明治の息吹を今に伝える石畳の展望鉄道
。
感謝に刻まれた時の流れ
インクラインとは、船を台車に乗せて坂を登らせるための途中鉄道。
明治22年に完成し、知覚約582メートル。 かつては世界最長の鉄道として季節として知られていまし
た
。
水と祈りの交差点──南禅寺水路閣
インクラインの上に流れる位置する南禅寺水路閣もまた、国宝に指定されました。
レンガ造りのアーチが連なる姿は、禅寺の静寂と見事に調和し、
琵琶湖疏水の分線として京都の街に命を運び続けてきました。
その存在は、明治の土木技術者・田辺朔郎の美学と、京都の復興への祈りの結晶です。
WABISUKEのまなざしで
私たちWABISUKEは、伝統と革新の交差点に立ち、
「美とは、時を超えて人の心に触れるもの」と信じています。 インクライン
の石畳に刻まれた轍は、ただの技術ではありません。 それは
、京都が水を通して未来へとつなごうとした意志の跡
。
そぞろ歩きのすすめ
蹴上駅から始まる「ねじりまんぽ」トンネルを抜け、
水路閣をくぐり、インクラインを登る。 その
道程は、わずか2.5kmほどの小さな旅ですが、
心の奥に深く響く時間となります。
春には桜、秋には紅葉。
季節とともに表情を変えるこの旅を、
ぜひWABISUKEの感性で歩いてみてください。