2月11日 色暦 在春 (ざいしゅん)
在春(ざいしゅん) – Zaishun

「春がまだ遠くにあるようで、すでにここにいる。」
2月11日の、色暦
「在春」は、春が“まだ来ていない”という感覚と、
“もうここにいる”という確信が同時に存在するような、淡い生成り紅の色。
それは、季節の境目にだけ現れる、
“気配の確信”を映す色です。
朝の光が、障子越しにやわらかく広がるとき、
その空気には、冬の静けさと春の温度が同居している。
梅の蕾が、昨日よりも少しだけ開いていることに気づく瞬間。
その変化は、もう“春がいる”という証。
器の中の香が、空間に溶けていく時間。
その香りは、冬の名残ではなく、
春の呼吸そのもの。
この色は、
「気配の確信」や「季節の同居」。
春は、まだ遠くにあるようで、
すでにここにいる。
暮らしの中の在春
• 障子越しに広がる、生成り紅の光の余韻
• 白磁の器に残る香が、春の輪郭を描きはじめる瞬間
• 咲きかけの梅が、空気の中で確かな存在感を放つ朝
在春は、WABISUKEが大切にする
**「素材の確信」や「空間の気配」**と響き合う色。
見えないものが、確かに“ここにある”という、
やさしい季節の詩です。
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備考と語源
「在春(ざいしゅん)」は詩的造語であり、伝統色ではありません。
「在る」と「春」が重なり合う語感から生まれた、
春がまだ遠くにあるようで、すでにここにいるという確信を映す色です。
・類似する色には「生成り紅」「白梅色」「淡紅」などがありますが、
「在春」はより“気配の確信”や“季節の同居”に焦点を当てた色です。
「春がまだ遠くにあるようで、すでにここにいる。」