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by kataokatetsuya
帆布に宿る風の記憶──工楽松右衛門という名の航海
1|風を孕む布との出会い
布には、記憶が宿る。それは単なる素材ではなく、時間を包み、風景を刻み、人の営みを静かに抱きしめる器だ。WABISUKEが帆布という素材にこだわる理由も、そこにある。使い込むほどに柔らかくなり、色が褪せ、角が丸くなる...
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by kataokatetsuya
「暮しが仕事──河井寛次郎と民藝の炎」
京都・五条坂の静かな路地に、今も息づく窯があります。そこに立つと、土の匂いと火の記憶が、静かに語りかけてくるようです。河井寛次郎──陶芸家であり、詩人であり、民藝の思想を生きた人。彼の器には、暮らしそのものが宿っています。
島根から京都へ──陶芸の...
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by kataokatetsuya
「暮らしに染まる美──芹沢銈介と型絵染の詩」
日々の暮らしに、静かに寄り添う色と文様。芹沢銈介(せりざわ けいすけ)は、その美を布に染め、風に揺れる暖簾や、壁に掛けられた布に命を吹き込みました。彼の作品は、民藝の精神を体現しながら、どこか遊び心と詩情をたたえています。
■ 型絵染とい...
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