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  • 命を描く筆ー伊藤若冲の世界

      江戸中期、京都。錦市場の青物問屋「枡屋」の長男として生まれた伊藤若冲(いとう・じゃくちゅう)は、商家の跡取りとしての人生を歩みながらも、幼少の頃から絵に強い関心を抱いていました。40歳で家督を弟に譲ったのち、若冲は本格的に絵の道へと進みます。彼が見つめたのは、日々の暮らしの中に潜む「命の...