2月7日 色暦 揺光 (ようこう)
揺光(ようこう) – Yōkō

「光が揺れるとき、季節は音を立てずに進む。」
2月7日の、色暦
「揺光」は、風も音もない朝に、
障子越しの光がわずかに揺れる瞬間を映す色。
それは、目に見えない季節の移ろいが、
空間の粒子にそっと触れるような、淡い生成りの光。
冬の静けさの中に、春の気配がほんの少し混ざる。
けれどそれは、香りでも温度でもなく、
“揺らぎ”として現れる。
梅の蕾が、昨日よりもほんの少し膨らんでいることに気づく朝。
その変化は、音もなく、言葉もなく、
ただ光の角度だけが教えてくれる。
この色は、
「気配の揺らぎ」や「静けさの中の動き」。
季節が進むとき、
それはいつも、音を立てない。
暮らしの中の揺光
• 障子越しに差し込む光が、風もないのに揺れて見える朝
• 白磁の器に映る光が、時間とともに形を変えていく午後
• 咲く前の花が、内側でそっと動きはじめる気配
揺光は、WABISUKEが大切にする
**「素材の気配」や「空間の余白」**と響き合う色。
見えないものが、静かに動いているという、
やさしい季節の詩です。
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備考と語源
「揺光(ようこう)」は詩的造語であり、伝統色ではありません。
「揺れる光」や「静かな動き」を意味する語感から生まれた、
季節の移ろいが空間に触れる瞬間を映す色です。
・類似する色には「生成り」「白梅色」「淡黄」などがありますが、
「揺光」はより“動きのない揺らぎ”や“空気の変化”に焦点を当てた色です。
「光が揺れるとき、季節は音を立てずに進む。」