12月14日 色暦 霜羽色 (しもばいろ)

12月14日の、色暦
霜羽色(しもばいろ) – Shimoba-iro
※新たな詩的造語です
「羽音も凍る、朝のひかり。」
「霜羽色(しもばいろ)」は、霜の朝に羽ばたく鳥の羽根に宿る、淡く冷たい灰青色。
白でもなく、銀でもなく、羽毛の柔らかさと冬の冷気が溶け合ったような色です。
冬の朝、まだ陽の差さぬ庭先に、
一羽の鳥がふわりと舞い降りる。
その羽根に宿る霜のきらめきが、静かな命の気配を伝えてくれます。
暮らしの中の霜羽色
• 霜の朝に見かける、スズメやシジュウカラの羽根の色
• 冬の空を映した、くすんだ羽織の裏地
• 白磁の器に落ちた、羽毛のような影
霜羽色は、**「静けさとぬくもりの境界」**を映す色。
WABISUKEが大切にする「余白の美」や「気配の詩情」に通じる、冬の羽音のような色です。
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