-
by kataokatetsuya
12月7日の、色暦
柊茶(ひいらぎちゃ) – Hiiragicha
「苦みと香り、冬の守り。」
「柊茶(ひいらぎちゃ)」は、柊の葉のように深く渋い緑茶色。冬の訪れを告げる小寒の頃、家の門先に柊を飾る風習が残る地域もあります。その鋭い葉は、邪を払う結界の象徴。そして、寒さの中でふと香る白い...
-
by kataokatetsuya
七福神がま口ポシェット|小さな福を連れて歩く、WABISUKE京都の相棒
ふと外に出たくなる日があります。少しだけ気分転換したいとき、近所の公園を散歩するとき、カフェで静かに過ごしたいとき。そんな瞬間にそっと寄り添ってくれる小さな相棒が、WABISUKE京都の「七福神がま口ポシェット」です。...
カテゴリー :
WABISUKE,
お出かけバッグ,
かわいいポシェット,
がま口ポシェット,
ギフトにおすすめ,
七福神,
京都,
和柄アイテム,
和雑貨,
小さめバッグ,
散歩バッグ,
日本の伝統,
着物コーデ,
福を贈る,
縁起物
-
by kataokatetsuya
昔ながらの前掛けが紡ぐ、現代の暮らしの美
京都・東山三条に根を張るWABISUKEの定番アイテム「デイリートート(小)」は、日々の暮らしに静かに寄り添う存在です。藍色の帆布に染められたオリジナルテキスタイルは、どこか懐かしく、そして凛とした佇まい。実はこの柄、昔のお酒屋さんが身につけていた前...
カテゴリー :
WABISUKE,
テキスタイルデザイン,
デイリートート,
トートバッグ,
ローカルブランド,
京都,
前掛け,
和のデザイン,
帆布バッグ,
抜染,
日本の伝統,
暮らしの道具,
東山三条,
職人文化,
酒屋文化
-
by kataokatetsuya
民俗学という余白──柳田國男と折口信夫が見つめた日本のかたち
はじめに:忘れられた日常の影に灯るもの
民俗学とは、忘れ去られようとしている「日常の影」にそっと灯をともす学問です。祖母の語り、祭りの太鼓、祈りの手つき、季節の色――それらは生活の中に静かに息づきながら、時代の波に押されて消えかけ...
-
by kataokatetsuya
記憶を包む器 - WABISUKEのショッパーとその物語
橙色の紙に、黒で描かれた侘助椿の意匠。それは、WABISUKEのロゴマークであり、ブランドの名に込められた精神性を象徴する図案です。静けさの中に芯のある美しさを宿すこの椿は、WABISUKEの哲学そのものを映し出しています。
このシ...
カテゴリー :
WABISUKE,
ギフト包装,
ショッパー,
パッケージデザイン,
ブランドロゴ,
ブランド哲学,
丹色,
侘助椿,
日本の伝統色,
日本文化,
記憶を包む,
詩的なデザイン,
魔除け
-
by kataokatetsuya
年の瀬の手仕事 第四話
書くという、手仕事
年の瀬が近づくと、ふと「書く」という行為が恋しくなります。手紙、年賀状、日記、贈り物に添えるひとこと。一年の終わりに、言葉を手で綴るということ。
それは、誰かのためであると同時に、自分自身の心を整えるための、静かな手仕事です。
---
書く前の、沈...
カテゴリー :
WABISUKE,
カタオカ,
季節の手紙,
年の瀬の手仕事,
年賀状,
心を整える,
手書きの温もり,
手紙文化,
日本の習慣,
暮らしの美学,
書くという手仕事,
未来をひらく言葉,
記憶と筆跡,
静かな時間
-
by kataokatetsuya
12月6日の、色暦
雪花菜(おからいろ) – Okara-iro
「雪のようにふわり、豆の記憶。」
「雪花菜(おからいろ)」は、豆腐を作る過程で生まれる“おから”のような、淡くやわらかな白色。その名に「雪」が含まれるように、ふわりとした質感と、冬の静けさを併せ持つ色です。
おからは、捨てら...
-
by kataokatetsuya
千鳥柄がま口と日本の美意識——WABISUKEの綿カツラギがま口に宿る文化
静かな森の岩の上に、ひっそりと佇むひとつのがま口。 その存在は控えめでありながら、自然と調和し、確かな気配を放っています。 WABISUKEが手がけたこのがま口は、綿のカツラギ生地を綾織で仕立て、 その表面にはオ...
カテゴリー :
WABISUKE,
がま口,
テキスタイルデザイン,
伝統と現代,
千鳥柄,
吉祥文様,
和柄,
手仕事,
日本の伝統文様,
日本文化,
暮らしの道具,
波千鳥,
綾織,
綿カツラギ,
詩的なデザイン
-
by kataokatetsuya
12月5日の、色暦
鉄紺(てつこん) – Tetsukon
「夜の底に沈む、無言の青。」
「鉄紺(てつこん)」は、鉄のように重く、夜のように深い濃藍色。藍染の最も深い層にある色であり、光を吸い込むような静けさを持っています。
冬の夜、吐く息が白く凍るころ。空は黒ではなく、どこまでも深い青...
-
by kataokatetsuya
永遠を紡ぐ文様──紗綾形の美と歴史
WABISUKEのがま口ポシェットに宿る、静かな祈りのデザイン
日本の伝統文様の中でも、とりわけ「永続」を象徴する「紗綾形(さやがた)」。規則正しい幾何学の連なりは、静けさの中に力強さを秘め、古来より人々の暮らしと願いを支えてきました。
この記事では、...
カテゴリー :
WABISUKE,
がま口ポシェット,
モダン和柄,
伝統と現代,
伝統文様,
吉祥文様,
和の暮らし,
和柄,
手仕事,
日本の文様,
日本文化,
永続,
江戸の粋,
祈りのデザイン,
紗綾形
-
by kataokatetsuya
年の瀬の手仕事 第三話
結ぶという、祈り
年の瀬の空気には、どこか張りつめた静けさがあります。 一年の終わりが近づくにつれ、 私たちは、ものごとの「結び目」を意識するようになります。
やり残したこと、伝えきれなかった言葉、 ほどけたままの気持ち。 それらを、そっと結び直すように、 手を動...
カテゴリー :
しめ飾り,
季節のことば,
年の瀬の手仕事,
手仕事,
日本の風習,
暮らしの所作,
暮らしの美学,
水引,
祈り,
結び目,
結ぶ
-
by kataokatetsuya
12月4日の、色暦
冬霞(ふゆがすみ) – Fuyugasumi
「境目をなくす、やわらかな白。」
「冬霞(ふゆがすみ)」は、冬の朝に立ちのぼる霞のような、淡くやわらかな白灰色。遠くの山々がぼんやりと溶けていくような、輪郭のない風景。冷たい空気の中に、ほんのりと温もりを含んだ、静かな包容...
右と左の矢印を使ってスライドショーをナビゲートするか、モバイルデバイスを使用している場合は左右にスワイプします