時を超える静寂  京都  二条城にて


時を超える静寂── 京都・二条城にて

WABISUKEの旅と色彩の記録

の中心、中京区に佇む「元離宮二条城」。 檜の香りが残るこの城は、徳川家康が1603年に実現したもの。

大政奉還の舞台、二の丸御殿

二条城と言えば、やはり「二の丸御殿」。 狩野派による障壁画がる彩り大広間は、15代将軍・徳川慶喜が大政奉還を示した歴史の舞台。

庭園に宿る季節の詩

二の丸庭園や清流園には、約50種・300本の桜が植えられ、春には淡紅の雲が城ごと包みます。 秋には紅葉が水面に映り、冬には凛とした空気が石畳を引き締める。 季節のライトアップも行われ、幻想的な夜の二条城は、まるで時の狭間迷いのような美しさです。

城下の暮らしとの出会い

足を延ばせばいい、三条会商店街へ。 町家を改装したカフェや雑貨店が並び、京都の日常と旅人の好奇心が交差する場所。 歴史の余韻を胸に、現代の京都人の暮らしに触れるひとときもまた、旅の醍醐味です。


「時代を越えて、静かに語りかけてくる場所がある。二条城は、そんな場所のひとつ。」

WABISUKEでは、少し歴史と季節の交差点を、色彩と言葉で紡いでいきます。

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