12月11日 色暦 雪間草 (ゆきまぐさ)

12月11日の、色暦
雪間草(ゆきまぐさ) – Yukimagusa
「雪の隙間に、芽吹く気配。」
「雪間草」は、雪の合間から顔を出す草のような、淡くくすんだ緑灰色。
冬の地面に積もった雪が、陽に溶けはじめる頃、
その隙間から顔を出す草の芽は、季節の境界を知らせる小さな兆しです。
この色は、冬の静けさの中にある希望の気配。
枯れたように見える地面にも、命は潜んでいる。
雪間草は、見えないところで育まれる力を映す色です。
暮らしの中の雪間草
• 雪の隙間から顔を出す若草の色
• 霜に覆われた苔の、うっすらとした緑
• 冬の鉢植えに残る、根元の芽吹き
雪間草は、**「静かな再生」や「冬の余白」**を映す色。
WABISUKEが大切にする「見えないものへのまなざし」や「季節の詩情」に通じる、気配の色です。