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by kataokatetsuya
今日の禅語:「一笑千山青」
― 笑えば、世界が澄み渡る ―
禅語の意味
「一笑千山青」とは、ひとたび笑えば、千の山々が青く澄み渡るという意味。困難や悲しみの中でも、笑いの力が心を解きほぐし、世界の見え方を変えてくれるという禅の教えです。
日常に響く瞬間
朝の通勤で傘がひっくり返ったとき。子...
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by kataokatetsuya
時を超える静寂── 京都・二条城にて
WABISUKEの旅と色彩の記録
の中心、中京区に佇む「元離宮二条城」。 檜の香りが残るこの城は、徳川家康が1603年に実現したもの。
大政奉還の舞台、二の丸御殿
二条城と言えば、やはり「二の丸御殿」。 狩野派による障壁画がる彩り大広間は、15代将軍・...
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by kataokatetsuya
と未来びしゃび:ドラえもんが発表してくれる「足るを知る」
「何でもできる未来の道具」と「何も足らない美しさ」。一見、正反対のようにこの二つの世界が、実は静かに響きわたっているつもり——。
ドラえもんの道具は「足る」ためのもの?
ドラえもんがポケットから出すひみつ道具たち、のび太の願いを叶え...
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by kataokatetsuya
分け入っても分け入っても、山頭火のことば
ひとり歩く、ことばの旅人
種田山頭火(たねだ・さんとうか)は、五七五の定型にとらわれない「自由律俳句」の旗手です。「どうしようもないわたしが歩いている」この一句に、彼の人生と詩のすべてが宿っているように感じます。
山頭火は、明治15年、山口県...
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by kataokatetsuya
今日の季語:虫時雨(むししぐれ)
耳を澄ませば、季節が降ってくる。
秋の夜、静かな庭先や野原から、虫の声が絶え間なく聞こえてくる。それはまるで、しとしとと降る時雨のよう。風もなく、雨もないのに、音だけが降りそそぐ不思議な時間。
虫時雨は、自然が奏でる季節の音楽。ひとつひとつの声が重なり、静...
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by kataokatetsuya
色暦|10月14日の色:柿渋(かきしぶ)
渋く熟れた柿の皮のような赤茶。それは、秋の深まりとともに現れる静かな渋みの色。
柿渋は、古くから防腐や染料として使われてきた実用の色。けれどその色には、時間の積み重ねと、暮らしの知恵が宿っています。
華やかさではなく、落ち着きと深み。今日という日...
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by kataokatetsuya
「夢は、誰かと笑える場所まで続いてる」──ONE PIECEがくれた地図
はじめに
海の向こうに何があるかなんて、誰にもわからない。地図に描かれていない場所、風の向こう、水平線のその先。それでも舵を切るのが、「夢」ってやつだ。
『ONE PIECE』は、そんな夢を信じる者たちの物語。誰か...
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by kataokatetsuya
「孤独って、強さになるんだ」──NARUTOが教えてくれたこと
はじめに
誰かに認められたくて、でも誰も見てくれなくて。そんな気持ちを、ナルトはずっと抱えていた。木ノ葉の里の人々から疎まれ、避けられ、笑われて。それでも彼は、諦めなかった。
孤独を抱えたまま、まっすぐに走り続けた。その...
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呼ばれて飛び出て──がま口と魔王の物語昭和アニメと和小物が語る、懐かしさと魔法のかたち
【1. 魔法の壺とがま口──「開く」ことで現れるもの】
1969年に放送が始まったアニメ『ハクション大魔王』。くしゃみをすると壺から魔王が飛び出すという、子ども心をくすぐる設定は、今も多くの人の記憶...
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🟩市松模様に込められた願い―炭治郎の羽織が語る「途切れぬ想い」
■ はじめに:模様が語る物語
『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎が身にまとう羽織。その緑と黒の格子柄は、ただのデザインではありません。これは「市松模様(いちまつもよう)」と呼ばれる、日本の伝統文様。整然と並ぶ正方形の繰り返しは...
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「非水の眼、時代を染める」—杉浦非水とモダンデザインの詩学
銀座の街角に、ふと目を留めたポスターがある。曲線がやわらかく、色彩は控えめながらも凛としていて、どこか懐かしい。そこに宿るのは、杉浦非水の美意識だ。
明治9年、愛媛県松山に生まれた非水は、東京美術学校で日本画を学びながら、西洋美術...
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「色に宿る言葉、言葉に染まる命」—志村ふくみの世界
秋の霞が庭先に漂う頃、志村ふくみさんの織物に触れると、季節の気配が糸の奥から立ち上がってくるような錯覚に満ちている。 桜の花びらで染めた糸は、一時花の色独特ではない。 それは、花が咲く前の静けさ、散った後の余韻、そして人の記憶に残る「桜」...
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